住まい選びで重視するポイントについて、各項目ごとに「とても重要」から「重要でない」までを5~1点として回答してもらいました。各項目について平均ポイントを出したところ、ほとんどの項目で夫よりも妻の方が住まいに対する要求が高く、高望みする傾向にあることがわかります。特に差が大きいのが、収納やキッチン、防犯設備、空調・暖房など住宅設備に関する項目。夫に比べて妻の方が住まいの快適さにこだわる傾向が強いようです。
一方、唯一夫が妻を上回っている項目が「教育環境の充実度」です。夫の立場では、住まいそのものの快適さ以上に、周辺の環境に気を配っている様子がうかがわれます。
住まい選びの重要度ポイント表
住まい選びの際に、夫婦の間で最も意見が対立したテーマは何だったかを、振り返ってもらいました。
ダントツで多かったのは、「価格」に関するテーマで、2位の「間取りプラン」の2倍近い結果となりました。「金銭面のことを余り考えず、自分の希望ばかりを言ったためにモメた」(東京都38歳・女性)というフリーアンサーも寄せられており、どんな夢や希望があろうとも、住まい選びで最後に立ちはだかるのは、やはり「価格」の問題のようです。
「通勤や通学の利便性」「駅からの距離」がそれぞれ3位、4位に挙がっているのは、毎日通勤しなければならない夫と専業主婦の妻という立場の違いを反映していると考えられます。
意見が対立したテーマ
※HOME'Sより出典